Antholierを詳しく

書くほど、頭が整う

Antholier は、日付ごとのメモと階層管理のノートを、ひとつのフォルダにまとめて扱える macOS アプリです。
クラウド専用の箱ではなく、あなたのディスク上のテキストファイルとして残ります。だから、アプリを変えても、バックアップしても、中身はいつでも自分のものです。

左側で 日付 / ノート / 検索 を切り替え、右側ですぐ書く。必要なら隣にプレビューを出して、見出しや見た目もその場で確認できます。

毎日続く記録を、資産に変える

日付とノートが、同じ場所で育つ

日付メモは「その日のこと」。ノートは「テーマごと・プロジェクトごとに育てるもの」。
毎日続く日次メモと、じっくり書いたノートを、同じウィンドウから行き来できます。どちらかに寄せる必要はありません。

データはあなたのもの

保存先は自分でフォルダを選べます。中身はごく普通の .txt / .mdです。

  • ほかのエディタでそのまま読める・直せる
  • 好きな場所へバックアップや同期ができる
  • アプリに閉じ込められない

小さな記録が、ファイルとして静かに積み上がり、あとから役に立つ資産になります。

一日のイメージ

朝 — 日付タブで今日を開き、予定や思いつきを書く。
作業中 — ノートタブでテーマ用のメモを育てる。
あとから — 検索タブで言葉やフォルダ名からたどる。

速く書いて、きちんと整理する

実用の土台のうえに、手を止めにくい編集と整理の操作を備えています。

Markdown を快適に

  • プレーンテキストのまま編集しつつ、右ペインでプレビュー
  • 見出し タブで構成を一覧し、タップで該当位置へジャンプ
  • プレビュー上のチェックボックスは、そのまま本文に反映
  • エディタとプレビューのスクロールがおおむね連動
  • ⌘B / ⌘I / ⌘K で太字・斜体・リンクをすばやく挿入

長文も「書く・見る・辿る」がひとつの画面で完結します。

ウィキリンクでノートを開く

本文に [[ノート名]] と書くと、プレビューではリンクになります。クリックすると、そのファイルを開きます。日付メモなら 日付 タブ、それ以外は ノート タブです。エディタに残る文字は [[ ]] のままなので、ほかのエディタで開いてもただのテキストです。

  • [[ノート名|表示したい文字]] で、リンク先はそのまま、プレビューに出す文字だけ変えられます
  • [[フォルダ/ノート名]] で、ベースフォルダからの位置を指定できます。Notes や Daily の中の相対パスでも探せます
  • 拡張子のないファイル名が一つだけ一致すれば、[[ノート名]] だけで開けます。[[2026-10-17]] は、その日の日付メモです
  • 同じ名前が複数あるときは、候補から選びます
  • 見つからないリンクは、⌘クリックで Notes の中に .md として作ります。[[仕事/仕様]] は Notes/仕事/仕様.md になります。日付メモと Data は、この操作では作りません
  • エディタで [[ と打つと、いまあるノートの候補が出ます。上下で選び、Return で [[ノート名]] が入ります
  • [[ノート名#見出し]] は、ファイルは開きますが、見出しの位置までは移動しません

コードの中、![[埋め込み]]、\[[ で始まるものはリンクにしません。ファイル名を変えたときに、ほかのノートの [[ ]] をまとめて書き換える機能はありません。

情報タブ

プレビューの 情報 は、ヘッダ、タグ、ウィキリンク、バックリンクの順です。

  • ヘッダ は、ファイル先頭の YAML です
  • タグ は、本文の #タグ と、YAML の tags です。クリックすると 検索 にそのタグを入れて検索します
  • ウィキリンク は、開いているノートから張っている [[ ]] です。クリックでそのノートを開きます
  • バックリンク は、このノートを [[ ]] で指している、ほかの日付メモとノートです。情報タブと、プレビューの記事の末尾に出します。クリックで開きます。[[2026-10-14]] と書いた記事ではなく、2026-10-14 の側に出ます

ノートを自分の棚にする

  • フォルダの開閉、作成・改名・ドラッグ&ドロップ移動
  • ピン留め でよく使うノートを上に表示できます。ノート一覧に切り替えアイコンがあります。
  • 「すべて」表示で、ノートフォルダをまたいだ一覧も可能

散らばりがちなメモを、手元のフォルダ構造として保てます。

全体検索で迷わない

  • 本文・ファイル名・フォルダ名をまとめて検索
  • # と打つと、ノートにあるタグが候補になります。選ぶとそのタグで検索します。タグ一覧のファイルは作りません
  • 起動したときは、検索キーワードを空にします。履歴は残ります
  • 履歴から、前に探したものにも戻れる
  • 結果を選べば、そのまま編集へ

量が増えても、言葉があればすぐにたどり着けます。

画面のきりかえ

画面役割
日付カレンダーから日を選び、その日のメモを書く
ノートフォルダ内のノートを開く・作成・整理する
検索全体からキーワードで探し、そのまま開く

日付メモのポイント

  • 月カレンダーと当月一覧から、その日のメモをすぐ開く
  • 昨日 / 今日 / 明日へワンクリック
  • 祝日データがあれば、週末とあわせて色で分かりやすく表示

ノートのポイント

  • サイドバー上段がフォルダ、下段がノート一覧
  • フォルダアイコンで子フォルダを開閉
  • シングルクリックで開く、ダブルクリックで名前の変更

データのかたち

選んだ ベースフォルダ に、次のように保存されます。

(ベースフォルダ)
├── Daily/          … 日付メモ(1日1ファイル)
├── Notes/          … ノートとサブフォルダ
└── Data/           … ピン・祝日などの補助データ

特別なデータベースに閉じ込めず、フォルダを開ければ中身が見える — それが Antholier の土台です。

はじめかた

  1. Antholier を起動する
  2. 必要なら ⌘O で、これから育てたいフォルダを選ぶ
  3. 日付 で今日の一行を書く、または ノート で最初のページを作る
  4. 文章が長くなったらプレビューを開き、見出し で組み立てを確認する
  5. 慣れてきたら ⌘P や検索、ピン留めで「戻る速さ」を育てる

書いたその日から、あなたのフォルダに残ります。速く書き、きちんと残せるようになります。

FAQ

ほかのメモアプリと何が違いますか?

日付メモとノートをひとつのアプリで扱いながら、中身は普通のテキストファイルとしてフォルダに残します。アプリ専用の書庫に閉じ込めず、バックアップやほかのエディタとの併用もしやすい構成です。

データはどこに保存されますか?

選んだベースフォルダです。未設定のときはアプリの既定フォルダを使います。保存先は ⌘O から変更できます。

日付メモとノートの使い分けは?

その日の記録・日記・日々のメモには 日付、テーマやプロジェクトで育てる文書には ノート が向いています。どちらも同じベースフォルダ配下にあり、検索やクイックオープン(⌘P)でまとめて開けます。

Markdown はどこまで使えますか?

見出し、強調、リスト、引用、表、コードブロック、リンク、チェックボックスなどに対応したプレビューがあります。[[ノート名]] のウィキリンクも、プレビュー上でクリックして開けます。ないノートは ⌘クリックで作れます。

Markdown の改行はどうなりますか?

Antholier のプレビューは、おおむね エディタ上の1行をそのまま1行として表示します。Enter で折り返した行は、プレビューでも分かれて見えます。

空行を入れると段落の区切りになります。一般的な Markdown で使われる「行末にスペースを2つ入れて改行する」といったやり方に頼らなくても、見た目が分かりやすいのが特徴です。

プレビューは必須ですか?

いいえ。必要に応じて目のアイコンで表示/非表示を切り替えられます。長い文書では 見出し タブも便利です。

iCloud や Nextcloud などで同期できますか?

ベースフォルダを同期対象の場所に置けば可能です。実体はファイルなので、お使いの同期手段に乗せやすいのが利点です。

祝日は表示できますか?

ベースフォルダの Data に祝日データがあれば、カレンダーでオレンジ色表示し、日付メモのタイトルにも祝日名が出ます。ファイルがない場合や読めない場合は、祝日色分けだけ行われません。

データの入手(手動)

  1. 内閣府の「国民の祝日について」のページから、国民の祝日の CSV をダウンロードする
  2. ファイル名を syukujitsu.csv のまま、ベースフォルダの Data に置く
  3. Antholier でベースフォルダを選び直すか、アプリを再表示すると読み込まれます